キュエロ社は1987年に北欧スウェーデンで設立。アルゼンチンでのラムスキン事業を展開した後、牛の皮革やラムスキンと組み合わせたコットンキャンバスなどの天然材料を鋼と組合せ、多くの家具を生み出しています。中でもバタフライチェアの愛称で知られる人気の「BKFチェア」はロッキングチェアのような座り心地を楽しめる椅子の名作として世界中のファンを魅了しています。
BKFチェアは、3人のアルゼンチン人デザイナー(アントニオ・ボネット、フアン・クルチャン、ホルヘ・フェラーリ=ハードイ)によってデザインされ、それぞれの頭文字をとってBKFチェアと名づけられました。なめし皮の肌触りの良い皮革に体が包まれ、ロッキングチェアのような座り心地を味わえる名作チェアです。
BKFチェアのモチーフとなった椅子は1877年にデザインされ、トリポリーナチェア(Tripolina Chair)とも呼ばれたフォールディングチェアです。デザイナーは不明で1904年のセント・ルイスの国際展示会でヨゼフ・フェンビィという人物によってはじめて紹介され、戦時中にイギリスの軍隊でも使用されていました。「ハードイチェア」、「バタフライチェア」とも呼ばれていたこのBKFチェアは1941年、エドガー・カウフマン・ジュニアの選定により、ニューヨーク近代美術館におさめられています。
- ブランド: Cuero – キュエロ / スウェーデン
- サイズ: 幅85cm、奥行85cm、高さ90cm
- 素材: シート/ベジタブルタンニンなめし革、フレーム/12mmソリッドスチール

